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【16】関西本線に異彩の珍客現る。

写真: 【16】関西本線に異彩の珍客現る。

写真: 【15】訓練列車今昔。

先年引退した大阪環状線・森ノ宮の103系。
車体色がオレンジバーミリオンの一般車の他に、USJへのアクセス列車として活躍した賑やかなラッピングトレインが各種在籍していました。
今回ご紹介する一コマは、そのラッピングトレインが本来の持ち場を離れて奈良方面・関西本線(大和路線)を走ったものです。
自宅が長年住み慣れた平野から引っ越しになる直前のタイミングでした。
すでに親の都合で沿線の柏原市への移住が決まっていたので、地元の関西本線や城東貨物線の写真を撮り貯めようと週末や学期末休みになると実習のため下宿していた先の和歌山から帰省してこうして撮影したものです。
この頃USJへの集客を兼ねて各線の普通列車に充当されるケースがままあり、自分の知っているだけでも山陽本線広島地区や紀勢本線でも103系ラッピング車がほんの数日間だけ運用に入り、PRに務めていたようです。
転属の前後のイレギュラーを除けばウグイス色一色の関西本線の103系群にあって異彩の編成は恰好の撮影ネタ…のはずなのですが、当時の記憶を辿ってもこの場所で誰か他の撮影者と居合わせたようには思えません。
(撮影日が曖昧だったのでネットを駆使して情報を検索しましたが全然目当ての情報が出ておらず難儀しました)
ここ東部市場前〜平野間の高架を降りて百済貨物駅との合流地点にカメラを構えていたのは自分一人だけだったような気がします。
後に「大和路ハリウッド」号なる直通の臨時列車が設定されたようなので、そちらに撮影者が集中していたのかもしれません。
当然定期普通列車の代走なので行先も普通の「奈良」。
快速扱いでもないので乗車率も普段の電車ときっと変わらなかったことでしょう。
大部分の好事家たちからするととるに足らないネタだったのでしょうが、自分にとっては平野在住時代の最後のあたりでの良い記録でした。

20年ほど前は鉄道の保安装置などの制約も緩く、日ごろと違う車両が路線を走ることもまぁまぁありました。
今思えばのどかな時代でした。

DATA:ASA400,70〜210mm,1/750,F=AUTO

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