高千穂橋梁4
ちょっと離れた「川登(かわのぼり)棚田」から見た高千穂橋梁です。
高千穂鉄道は、2005年の台風14号で甚大な被害を受け、2008年に全面廃止となりました。当時の資料によると、復旧に要する費用は26億円と見込まれましたが、その捻出が難しく、復旧を断念したそうです。
26億円は、もちろん安くはありませんが、会計検査院が指摘する「無駄」な金額は、毎年何百億円にものぼります。そう考えると、高千穂鉄道の26億円は、なんとかならなかったのか・・・。復旧費用以外にも様々な事情があったと思いますけど、ついつい、そんな風に思ってしまいます。
現在の高千穂あまてらす鉄道で頑張っている方々は、「もう一度、鉄道を延岡まで走らせる」ことを目標にしているそうです。正直、実現は簡単なことではありません。でも、まずは鉄橋を渡って大平山トンネルを抜け、次の深角駅までカートを走らせたい、そして少しずつでも走行区間を伸ばしていきたい、やがて全線復活を実現させたい・・・。社長以下、社員の皆さんは、その思いを胸に日々の業務に励んでいるそうです。
私もファンの一人として、なんとか応援したいと思っています。
コメントが長くなり、失礼しました。蔵友の皆様には、「ああ、豊後守がなんか言ってたな」と、心の隅っこに記憶をとどめていただければ幸いです。
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Comments (4)
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素晴らしい景観ですね。
06-07-2024 07:18 肥後の風太郎 (76)
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遠くから見るトラスも面白いですね。
26億円・・巨額ですが 無駄使いを合計するとあっというまにそのくらいになりそうよねぇ06-07-2024 08:34 kame (12)
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肥後の風太郎さん、ありがとうございます。
高千穂鉄道は、国鉄時代から「秘境路線」として知られ、五ヶ瀬川をはじめとする美しい風景が広がる路線でした。
なかでも圧巻なのが、この高千穂橋梁と周辺の景色です。この辺の地形は阿蘇の大噴火によるものだそうです。すごいですよね?06-07-2024 11:23 豊後守 (3)
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kameさん、ありがとうございます。
今更グチっても仕方ないのですが、世間を騒がせている「政治とカネ」の問題などを耳にすると、あれこれ考えてしまいます。06-07-2024 11:26 豊後守 (3)
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