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西武山口線は、ユネスコ村と西武園を結ぶ762mmの軽便鉄道で、西武鉄道唯一の非電化路線であった。もともと、蓄電池機関車により「おとぎ列車」という遊戯施設扱いの路線であったのを地方鉄道に格上げしたもので、1970年代に蒸気機関車の運転も開始した。写真の527号は、台湾の製糖工場で走っていたドイツのコッペル社製の蒸気機関車で、532号と共に西武鉄道が購入し、1977年から走らせていたもの。旧井笠鉄道の客車が少し小さく見える、やや大柄な機関車だった。1984年、西武山口線は、新交通システムのへの切替により、廃止され、蒸気機関車も引退となった。写真の527号は、ユネスコ村で静態保存の後、台湾に里帰りした。
写真は、狙ったポイントでシャッターを切ろうとしたら、フィルムを巻き上げるのを忘れていて、慌てて巻いたため、フレームぎりぎりになってしまった。私が鉄軌道時代の西武山口線を訪ねたのはこの時が最初で最後であった。
1984.4.1 西武山口線 ユネスコ村−山口信号所 PENTAX KX+SMC PENTAX 55/1.8
アルバム: 保存蒸機のアルバム
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